【公開研究会のご案内】〈曾我物語〉の絵画化と文化環境 ☆明日!
明日、「〈曾我物語〉の絵画化と文化環境―物語絵・出版・地域社会を手がかりにして」と題する公開研究会があります。事前申込不要ですので、ご興味のあるかたはご参加ください。 開催日時 2014年3月2日(日)13:00~17:50 会場 立教大学(池袋) 5号館 5302教室 ◇ プログラム12:30~ 受付開始 13:00~13:10 趣旨説明 第1部 物語絵画としての曾我物語 司会 伊藤...
View Article中山太郎『日本盲人史』と阿部吟次郎
■先日、中山太郎(1876-1947)の『日本盲人史』正続2冊(昭和9年及び11年、昭和書房)を手に入れました。 本書は盲人史研究の先駆的業績として名高い著作です。 中山は『土俗私考』『日本若者史』『日本婚姻史』『日本巫女史』『祭礼と風俗』『学界偉人...
View Article明治時代の唱歌集
手もとに明治時代の唱歌集の写本があります。これは亡き孫娘の想ひ出に祖母が記憶をたよりに書きとどめたものとのことです。序文を著したのは祖父です。まづその文を掲載しませう(適宜、句読点・濁点・送り仮名を補つてゐます)。 ***********************...
View Article01 天長節
天長節(てんてうせつ) 一今日(けふ)は十一月三日の朝(あさ)よ朝日(あさひ)に かゞやく日(ひ)の丸(まる)の国旗(こつき)は角(かど)並(なみ) ひいら/\国旗(こつき)は角(かど)並(なみ)ひいら/\ 二今(いま)は十一月三日の昼(ひる)よ岡(おか)でも海(うみ) でも勇(いさ)ましく打出(うちだ)す祝砲(しくほふ)どん どん/\打出(うちだ)す祝砲(しくほふ)どん/\/\...
View Article02 からすは(朝の歌)
からすは 一からすはかあ/\ないておるすゞめ はちう/\ないておる障子(せうじ)はあか るくなつてきた早くおきぬと おそく成(なる)着物(きもの)をきがへ帯(おび)を しめ手水(てうづ)をつかひに行(ゆき)ま所(しよ) 盥(たらい)に水(みづ)をくみいれてよふじを つかひ口(くち)そゝき顔(かほ)をていねに よくあらい手先(てさき)もていねによく 洗(あら)ひきれいになつたらおはよふ...
View Article03 おゝさむこさむ(大寒小寒)
おゝさむこさむ一おゝさむこさむ冬の風あれ〳〵 からすが四ツ五ツカー〳〵とないて ゆくあれはねぐらにかへるのか 二おゝさむこさむ冬の風あれ〳〵 きのはが六ツ七ツひら〳〵とまふ て行あれはどこ迄とんでゆく 【釈文】 大寒小寒一大寒、小寒、冬の風、 あれあれ、烏が四つ五つ、カーカーと鳴いてゆく。 あれはねぐらに帰るのか。 二大寒、小寒、冬の風、...
View Article04 かりかり(雁)
かり/\ 雁(かり)/\わたれ大(おゝ)きな雁(かり)は先に(さき)小(ちいさ) な雁(かり)は跡(あと)に中(なか)よくわたれ 【釈文】 かりかり 雁々わたれ。 大きな雁は先に、 小さな雁は後に、 仲良くわたれ。 ※作詞 不詳/作曲 伊澤修二 ■『明治唱歌集』についてhttp://blogs.yahoo.co.jp/warszawa11045/33857853.html
View Article05 はやくめを(さるかに)
はやくめを 一早(はや)くめをだせ柿(かき)のたねださぬ とはさみでちよんぎるぞ早(はや)く ならぬか柿(かき)のみよならぬと はさみてちよんぎるぞ 一はちや玉子(たまご)やたちうすやかに をたすけてかたき打(うち)玉子(たまご)の ぢらいかはちのやりとふ/\ さるめはつぶされた 【釈文】 早く芽を 一 早く芽を出せ、柿の種、 出さぬと、はやみでちよんぎるぞ。...
View Article06 金太郎
金太郎(きんたろう)まさかりかついて金太(きんた)郎熊(くま)に またがり御馬(おんま)のけいこはいし どふはいどふ/\足(あし)から山(やま)の 山奥(おく)でけだ物(もの)あつめて角力(すもふ)の けいこはつけよふ/\のこて/\ 【釈文】 金太郎まさかり担いで金太郎、 熊にまたがり、御馬(おんま)の稽古。 はいしどふ、はいどふ/\。 足柄山の山奥で、 けだ物あつめて角力の稽古。...
View Article07 お月様
お月(つき)様(さま) 一 お月(つき)様(さま)ゑらひなお日(ひ)さんの兄(けふ) 弟(だい)て三日月(みかづき)になつたり万(まん)丸(まる)に 成(なつ)たり春夏秋冬(はるなつあきふゆ)日本中(につぼんぢう)を てらす 二 お月(つき)様(さま)若(わかい)ないつも年(とし)を とらないでくしのよふに成(なつ)たり...
View Article明治時代の唱歌集
手もとに明治時代の唱歌集の写本があります。これは亡き孫娘の想ひ出に祖母が記憶をたよりに書きとどめたものとのことです。序文を著したのは祖父です。まづその文を掲載しませう(適宜、句読点・濁点・送り仮名を補つてゐます)。 ***********************...
View Article01 天長節
天長節(てんてうせつ) 一今日(けふ)は十一月三日の朝(あさ)よ朝日(あさひ)に かゞやく日(ひ)の丸(まる)の国旗(こつき)は角(かど)並(なみ) ひいら/\国旗(こつき)は角(かど)並(なみ)ひいら/\ 二今(いま)は十一月三日の昼(ひる)よ岡(おか)でも海(うみ) でも勇(いさ)ましく打出(うちだ)す祝砲(しくほふ)どん どん/\打出(うちだ)す祝砲(しくほふ)どん/\/\...
View Article02 からすは(朝の歌)
からすは 一からすはかあ/\ないておるすゞめ はちう/\ないておる障子(せうじ)はあか るくなつてきた早くおきぬと おそく成(なる)着物(きもの)をきがへ帯(おび)を しめ手水(てうづ)をつかひに行(ゆき)ま所(しよ) 盥(たらい)に水(みづ)をくみいれてよふじを つかひ口(くち)そゝき顔(かほ)をていねに よくあらい手先(てさき)もていねによく 洗(あら)ひきれいになつたらおはよふ...
View Article03 おゝさむこさむ(大寒小寒)
おゝさむこさむ一おゝさむこさむ冬の風あれ〳〵 からすが四ツ五ツカー〳〵とないて ゆくあれはねぐらにかへるのか 二おゝさむこさむ冬の風あれ〳〵 きのはが六ツ七ツひら〳〵とまふ て行あれはどこ迄とんでゆく 【釈文】 大寒小寒一大寒、小寒、冬の風、 あれあれ、烏が四つ五つ、カーカーと鳴いてゆく。 あれはねぐらに帰るのか。 二大寒、小寒、冬の風、...
View Article04 かりかり(雁)
かり/\ 雁(かり)/\わたれ大(おゝ)きな雁(かり)は先に(さき)小(ちいさ) な雁(かり)は跡(あと)に中(なか)よくわたれ 【釈文】 かりかり 雁々わたれ。 大きな雁は先に、 小さな雁は後に、 仲良くわたれ。 ※作詞 不詳/作曲 伊澤修二 ■『明治唱歌集』についてhttp://blogs.yahoo.co.jp/warszawa11045/33857853.html
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はやくめを 一早(はや)くめをだせ柿(かき)のたねださぬ とはさみでちよんぎるぞ早(はや)く ならぬか柿(かき)のみよならぬと はさみてちよんぎるぞ 一はちや玉子(たまご)やたちうすやかに をたすけてかたき打(うち)玉子(たまご)の ぢらいかはちのやりとふ/\ さるめはつぶされた 【釈文】 早く芽を 一 早く芽を出せ、柿の種、 出さぬと、はやみでちよんぎるぞ。...
View Article06 金太郎
金太郎(きんたろう)まさかりかついて金太(きんた)郎熊(くま)に またがり御馬(おんま)のけいこはいし どふはいどふ/\足(あし)から山(やま)の 山奥(おく)でけだ物(もの)あつめて角力(すもふ)の けいこはつけよふ/\のこて/\ 【釈文】 金太郎まさかり担いで金太郎、 熊にまたがり、御馬(おんま)の稽古。 はいしどふ、はいどふ/\。 足柄山の山奥で、 けだ物あつめて角力の稽古。...
View Article07 お月様
お月(つき)様(さま) 一 お月(つき)様(さま)ゑらひなお日(ひ)さんの兄(けふ) 弟(だい)て三日月(みかづき)になつたり万(まん)丸(まる)に 成(なつ)たり春夏秋冬(はるなつあきふゆ)日本中(につぼんぢう)を てらす 二 お月(つき)様(さま)若(わかい)ないつも年(とし)を とらないでくしのよふに成(なつ)たり...
View Article明治時代の殺人鬼三ヶ月お六の歌
幕末明治の頃の流行り唄に「ひとつとせ節」というのがある。 数え歌形式のもので、唄本(一枚摺から数丁の冊子本がある)として数多く作られた。 唄本を得意とする版元には江戸東京の吉田屋小吉や吉田栄吉などがいるが、地方にも小さな店がいろいろあったらしい。 たとえば小生の住む埼玉県下では、 ・騎西の小林国吉 ・騎西の稲橋アキ ・和土村(現・さいたま市岩槻区)の川島奥次郎...
View Article『擬人化と異類合戦の文芸史』
『擬人化と異類合戦の文芸史』(2017年8月)伊藤慎吾著三弥井書店刊行A5判・並製・300ページhoto: https://honto.jp/netstore/pd-book_28606427.html楽天:...
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